Infertility Treatment in California  
   
 
 
 

7/2/2005 33週 (33w0d)

7月。そして、33週に入った。
仕事は相変わらず忙しいけど、通勤がないのは本当に楽。ただ、運動不足になるので、夕方は散歩に出かける。ゆっくり、よちよちと歩かないとお腹が張ることがあるから、ゆーくり歩いて、15分くらいの軽い散歩なんだけど、それでも、仕事のあとにむくんでしまった体がすっきり。ヨガも再開。これをしないと夜中に体中がむくんだ感じがして、気持ち悪いんだよね。ドクターに聞いたら、無理しない程度なら、ヨガもスイミングも続けていいって言われた。
アメリカでは子供が生まれる前に小児科医(Pediatrician)を決めて、子供が生まれたら、その小児科医が病院まで来てくれることになってるらしい。Dr.Rydforsに良い小児科医を紹介してくれるように頼んだら、同じビル内のDr.Marksを紹介してくれた。すごく信頼できるドクターで、週に6日診てくれるのもいいと言っていた。Dr.Milkiに紹介してもらったDr.Rydforsもすばらしかったし、このドクターの紹介なら心配ないかな。近々、予約を取って会ってみる予定。
Dr.Milkiと言えば、先月、友人がDr.Milkiのもとで初IVFに挑戦したんだけど、見事に陽性判定。今はどきどきの超音波待ち。こうやって一人でも多くの人の願いが叶うと嬉しいな。
今日は午後から、美容院へ行って、カラーリングとカット。帝王切開の2日前にも一応予約を入れてるんだけど、そのころにはもう生まれるかもしれないなあ。がんばって、帝王切開の日まではお腹にいてほしいけど。

   

7/3/2005 入院準備 (33w1d)

明日、明日とずっと先延ばしにしてた入院用バッグをようやく作った。これまでの人生、入院したこともないし(この間の一泊は別として)、アメリカの病院で何が揃ってるかもわからないので、とりあえず最小限のものを入れてみた。忘れ物があれば、オットに取りに帰ってもらえばいいか。
赤ちゃんの退院用の服も必要なので、初めて、赤ちゃん服をお洗濯。どんな洗剤を使ってよいかわからないので、WholeFoodsで無臭の赤ちゃん用洗剤を買ってきた。出来上がりはグッド。本当に無臭だし、ソフトナーを使わなかったのふんわり仕上がった。それにしても赤ちゃんの服って小さい。これから、嫌ってほど洗濯しなきゃいけないんだろうけど、初めての洗濯は感動的だった。
張りはこのところ治まってる。今日は薬を一回飲んだのみ。このまま出産まで順調に行きますように。

   

7/4/2005 独立記念日・最近の朝ごはん (33w2d)

今日は独立記念日。毎年、ここで友人と集まってBBQして、裏から対岸の花火を見るんだけど、今年はさすがにおもてなしする気力もないし、二人で静かにBBQすることにした。それもいいか。。。
さて、この間まではいちごのシーズンで、朝ごはんはチーズトーストとたっぷりのいちごだったんだけど、さすがに飽きてしまった。最近凝ってるのは、黒ゴマペーストをつけたトーストとヨーグルト。黒ゴマは増血作用があるっていうし、ヨーグルトはカルシウムも豊富。便秘予防にも良いらしい。黒ゴマペーストに蜂蜜をちょこっと入れて混ぜ、それをトーストにつける。おいしいんだよねー。最近、ヒットのヨーグルトはWholeFoodsで見つけたBrown Cowブランド。自然の農場で育てた牛の濃厚なミルクから出来ている。自然にヨーグルトの表面に浮かんだ生クリームもおいしいし、ヨーグルト自体も甘くなく、まろやか。ヨーグルトってこんなにおいしかったっけ?
土曜日に3月に二人めの赤ちゃんを産んだ友人のうちでCradle Swingなるものを見た。 新生児から使えるもので、これに寝せてswingさせるとよく寝てくれると彼女は言っていた。トイザラスで見たら、129ドルとちょっとお高いめだけど、抱っこしないで寝てくれるんなら価値あるかなあ。生まれてから考えるとするか。。。

   

7/5/2005 無理は禁物・あと1ヶ月 (33w3d)

7月5日。出産日まで1ヶ月をきった。早く1ヶ月が過ぎるといいな~。心配症のわたしは毎日、ぴょんが無事に生まれてくることばかりを願ってる。
昨日、モールに買い物に行って、反対するオットを押し切って階段を上ったら、その後お腹張りまくりで、座ってもぜんぜん回復しなかった。2週間前まで、ラップトップ持って、オフィスの階段を上ってたから、これくらい平気よ~なーんて思ったのがまちがい。買い物はすぐに中止。やっぱり無理は禁物なのね。
明日はHRの人に会って、産休の書類をもらうので、どうしてもオフィスに行かなくちゃいけないんだけど、車で行く予定。もうラップトップ2つ持って、電車に乗る気力はない。
BBSのshionさんに陽性判定!重度の男性不妊だったそうだけど、 TESEという男性の睾丸から直接精子を取り出す方法でICSIされたそうだ。本当によかった。我が家もそうだったけど、男性側に重い問題があり、自然妊娠が望めない場合はつらい。男性もつらいと思う。だけど、こうやって二人で頑張って出た陽性。本当におめでとうございます。

   

7/6/2005 産休について (33w4d)

久しぶりの出勤。仲の良い同僚たちとランチに行ったり、ミーティングがあったり、新人をトレーニングしたりとイベント盛りだくさん。楽しかったけど、家で仕事するほうが効率が良いかも。
3時にHRの人と産休についてのミーティング。ちょうど産休の真っ最中に会社がアド○になるから、話はさらにややこしい。でも基本的には↓こうなる。
産前2週間(メディカル・コンディションがある場合は4週間):STD(Short term disability。お給料の半分はCA州、残りは会社が負担で100%支払われる。最初の7日間はwaiting periodでsick leaveあるいはバケーションを使う)
産後8週間(普通分娩の場合は6週間):STD(Short term disability。お給料の半分はCA州、残りは会社が負担で100%支払われる。)
FMLA & CA PDL:上記期間中は、FMLA(Family Mediacal Leave Act)とCA PDL(Pregnancy Disability Leave)で解雇されない権利がある。
Short term disability以後、6週間:この期間はCA PFL(Paid Family Leave)を申請すれば、6週間はお給料の55%がカリフォルニア州から支給される。これは去年7月から始まったベネフィット。
CFRA:FMLAあるいはPDLが終了したあとはCFRA(California Family Rights Act)が開始して、12週間は解雇されない権利がある。この間は無給。

何だかややこしいが、結局はCFRAの期間が終了する12/16までは産休を取ることができる。7/23~10/1まではお給料はCA州と会社で100%支給され、10/2~11/12まではCA州からお給料の55%が支給される。11/13~12/17までは完全無給。

12/20以降は6週間のセバティカル休暇を取る予定なので、仕事復帰は2/1の予定。上司に相談したら、それでno problemということ。ただし、会社自体が変わってしまうので、チームがどうなるかはまったくわからないらしい。

フィラデルフィアに引っ越した元チームメイトが赤ちゃん服やブランケットなどを送ってきてくれた。箱を開けてびっくり。新生児~3ヶ月のボディスーツが20枚、0~3ヶ月用のベビー服が5枚、3ヶ月~6ヶ月用のベビー服も5枚、ベビードレスも5枚。彼女の赤ちゃんは男の子なんだけど、送ってきてくれた服は黄色、緑、白。嬉しい!Lori、大感謝!!ありがとう。

   

7/9/2005 34週・マッサージ&ヨガ (34w0d)

34週。お腹はますます大きくなって、赤ちゃんが動くと、子宮もお腹の皮もつっぱって、思わず”ううっ”とうなってしまうほど。そういうときは動悸、息切れもして苦しい。。。赤ちゃんも狭いところで頑張ってるんだよね。
さてさて、今日は、友人アリスのnon baby shower。アリス、アリスの義理ママ、義理妹、友人のマリーベスとケイティ、そして私の女性6人。 マッサージ、プライベートのヨガレッスンを受け、そのあとはショッピングして、とにかく今日は赤ちゃんのためにではなく、自分達に贅沢しましょうっていう企画。確かに最近は買い物といえば、赤ちゃん用品、ギフトのお礼などばかりで、自分のものはほとんど買ってないし、お腹が大きくなってからはフェイシャルにも行ってなかった。
朝、9時すぎにアリスの家へ行き、SFのフィルモアストリートにあるInternational Orangeというヨガ・スパスタジオへ。数あるSF市内のスパでも2004年にはベスト・スパに選ばれただけあって、洗練されてて落ち着く感じ。スパおたくの私はもうワクワク。アリスと私はmom-to-beマッサージを受けた。 60分のマッサージだったんだけど、さすがに妊婦の痛みのツボを押さえていて、もう最高。プレッシャーも言うことなしだった。 マッサージの後はラウンジでゆったり。外にも出れるようになっていて、大きくはないけど、サンデッキもあった。マッサージはちょっとお高いめ(60分95ドル+チップ)だけど、また来たいなあ。。。
その後、みんなで軽いランチ。そして1時からはグループヨガレッスン。レッスンは午後の日差しが気持ちよく射す部屋で。プライベートなので、インストラクターが私達妊婦二人やヨガ初心者のためにポーズをいろいろと考慮してくれた。家で毎日やってるヨガと同じポーズが多かったんけど、インストラクターがいると、ポーズを矯正してくれたりして、いつもの何倍もしんどかった。でも終わったあとは爽快。
ヨガですっきりした後は、みんなでフィルモアでショッピング。まずはBenefitというローカルなメイキャップ屋さんへ。サンフランシスコらしいファンキーなお店。5人、それぞれがメイキャップしてもらって、ハッピー。私は目元メークしてもらって、ずっと探してたきれいなピンク系のアイシャドーを買った。うれしー。きれいになった後は、オリーブオイル屋さんで、テイスティング。オリーブオイルがあんなにおいしいとは、びっくり。オリーブオイルは買わず(だって高いんだもん)、ピュア・オリーブオイル石鹸を購入。
他にもいろいろお店を周ってたらあっという間に5時。お腹の張りもなかったし、本当に楽しかった。赤ちゃんが生まれた後しばらくは、自由に出かけられないんだろうなーという思いもあって、無理をしちゃいけないと思いつつも、”今、できるだけ自由時間を楽しまなくちゃ!!”って、ついつい出かける約束をしてしまう。通勤はつらくてできないけど、お出かけはできるんだよねー、不思議と。

   

7/11/2005 Baby Shower (34w2d)

昨日はベビーシャワーだった。 これまで、何度も友人のベビーシャワーに行ったけど、もちろん私にとっては初めてのシャワー。これまで複雑な思いでシャワーに行ったことが何度あったっけ。。。
3人の友人が発起人となってくれて、このシャワーを開いてくれた。 子供もいるし、大人数だったから、ゴールデンゲートパークでやったんだけど、いつもなら霧に覆われるこの時期。行くまで心配だったんだけど、夕方4時くらいまでは素晴らしい晴天に恵まれて、すごく楽しいシャワーになった。 3人が50人分のゲストのスナックや飲み物、そして風船などを飾りつけしてくれて、本当に感謝。他のゲストもいろんな食べ物を持ってきてくれて、シャワー+ピクニックになって楽しかった。本当にたくさんの人が来てくれ、そして、ほとんどの人が私達が長い間赤ちゃんを授からなかったことを知っているので、きらちゃんの誕生を心から祝ってくれて感激だった。 ギフトの数にもびっくり。レジストリにあったものから、ほとんど購入してくれて、そうじゃない場合もかわいいものばかり。シャンプーとかそういうもの以外、もう買い物の必要はない。
フロリダに引っ越したベストフレンドが来てくれたのも、本当に嬉しかった。彼女自身、不妊で悩んでるのに、私の妊娠を自分のことのように喜んでくれている。
たくさんの心優しい友人に恵まれた自分たちの幸運さに昨日は感激してしまって、ずっと眠れなかった。みんな、本当に本当にありがとう!!!

   

7/13/2005 健診・自宅安静 (34w4d)

昨日はオフィスに久しぶりの出勤。なぜか、上司は産休前の最後のオフィスへの出勤日と思ったらしく、サプライズのベビーシャワーを開いてくれた。チームのみんなからのメッセージの入った寄せ書きノート、そして、いろんなギフトをもらった。嬉しかったのはPeg Peregoのハイチェア!とても高いものなのに。。。嬉しい!
そして、今日は朝から健診。何も報告することがないくらい順調だから、短い健診になると思っていた。子宮口もしっかり閉まっていて問題なし。心拍もOK。ただ、子宮底長を計ったときに、いつも標準内だけど小さめだから、今日は超音波でチェックしたほうがいいということになった。結果、頭の大きさは標準なんだけど、体が何と4週間遅れの大きさ。ドクターは何度も何度も計りなおしていたけど、やっぱり29週と出る。そのあと、モニターで胎児の心拍と子宮の収縮をしばらく監視された。
羊水の量が少ないのも問題で、ドクターの見解は、初期の胎盤出血も関係して、胎盤の機能がそろそろ落ちてきてるのではないかとのこと。それで十分な栄養がぴょんに行かず、腎臓、肝臓などの発達が遅れて、羊水も少なくなっているのかもしれないそうだ。横になって安静にすることで、酸素・血液が子宮に行き、発達を助けることになるんだって。だけど、この時点であまりにも羊水の量が少なかったり、発育が悪いのなら、出産しまったほうが良いかもしれないと言われた。最悪の場合は今日、出産することになるかもしれないから、入院の用意をして、スタンフォードに行ってと言われ、動揺してしまって泣いてしまった。無理はしないようにしてたけど、仕事してたから、一日中横になってたわけではない。ぴょんに負担をかけてたのかと思うと、涙がどんどん出てきた。
とにかく、スタンフォードで詳しい超音波をしてもらい、セカンドオピニオンを聞いてからじゃないと先の判断ができないということで1時に病院に行った。すぐに超音波検査を受けたんだけど、40分くらいかかってしんどかった。その後、スタンフォードのドクター登場。ぴょんは確かに小さめだけど、安静にすることで成長は追いつく可能性は十分あるとのこと。羊水も少なめだけど、今の時点では危険な状態ではないそうだ。よかった。。。
Dr.Rydforsと電話で話した結果、仕事は即中止して、 これからは絶対安静。一日2回、キックカウントをとり、少しでも異常があれば、日夜問わず、連絡してほしいと言われた。診察は週に2回。一日でも長くお腹に入れておいたほうがいいけど、ドクターの予想では、8月5日前に出産になるだろうとのこと。ぴょんは小さめで推定体重は2000gちょっと。今日、出産していれば、1~2週間は入院することになったので、まだお腹に入れておけてよかった。反面、これから不安な日々が続くわけだけど。
Dr.Rydforsは私がIVF患者であること、初期の出血、母の死産歴を考慮して、最新の注意を払ってくれている。本当は入院して、モニターしてもらいたいところだけど、アメリカだとそうはいかないんだよね。ドクターの指示にしたがって、自分なりにモニターするしかない。
というわけで、急遽、産休に入ることになってしまった。明日、上司とHRに連絡しないと。。。
寝たままで日記かいてるから、腕が疲れてきたので、今日の日記はこの辺で終わり。

   

7/15/2005 健診・入院 (34w6d)

二日ぶりの診察。昨日は一日中、安静にしていたので羊水が増えているかもと期待して行った。今日はDr.Rが休診日だったので、パートナードクターの診察を初めて受けた。まずは胎児の心拍と子宮の収縮をチェックするNSTテストから。20分モニターしたところでドクター登場。赤ちゃんの心拍テストがまだ合格ラインではないということでさらに何十分かモニター監視を続けた。30週以降の胎児は、20分に最低2回は160まで心拍数をあげて、それを15秒間維持するのが普通なのに、ぴょんは常に140。160まであがっても最高で10秒間。そして、期待していた羊水もまったく増えてなかった。ドクターはこれは極めて危険な状態ということで、これからスタンフォード病院に行ってもらうけど、おそらく今日が赤ちゃんのお誕生日になるだろうと言われた。すぐにDr.Rに電話してくれ、話し合った結果、とりあえず病院に行き、入院して様子を見ましょうということになった。Dr.Rはできることなら一日でも長くお腹においておきたいということだった。入院すれば、24時間モニターできるし、何かあれば、すぐに帝王切開して赤ちゃんを取り出せるから、あと数日はお腹の中で育てることが可能かもしれないそうだ。家にいったん帰って入院の準備。今度、家に帰るのは4日後?それとも数週間後?複雑な思いだった。今日、産んでしまいたいという思いと、今産んでは、まだまだぴょんが可哀相という思いがごっちゃまぜ。
4時頃、病院のLabor & Deliveryへ。数週間前にContranctionsで入院したところだ。そこで監視モニターをつけて、胎児の様子をみた。やはり心拍数があがらない。ところが、1時間くらい経ったところでDr.Rの指示で水分補給の点滴を受け始めると、急に心拍数が正常に!何度も160以上の心拍数を15秒以上維持しはじめた。びっくり。6時半ごろ、Dr.Rが診察に来てくれて、超音波で羊水の量を再度検査。果たして羊水の量もわずかながら増えていた。この時点で出産するリスクとお腹にとどめておくリスクは五分五分。ドクターは、34週6日で産んだ場合のあらゆるリスク、胎盤機能の低下の心配などをじっくり説明してくれたあとで、そういう点を考慮しても今出産するよりも病院に入院して24時間監視を受けながら、一日でも長くお腹で育てたほうがいいと思うと言われた。私たちは彼の意見に賛成。その後、マタニティユニットに移り、入院することになった。
個室の空きがなく、入院した部屋は二人部屋。いい人だったけど、夜の10時ごろ、彼女のご主人と2歳の娘がやってきて、11時半すぎまで泣きわめいたのには参った。。。彼女はその後、朝までTVをつけっぱなしで、大いびきをかいて寝てしまった。最悪。おまけにどんな小さなことでもナースを呼ぶので、部屋のドアはつねに開いていて、ナースステーションの音が聞こえ、とても寝るどころではなかった。ラッキーなことにDr.Rが睡眠薬を処方してくれたので数時間ほどは眠ることができた。病院ではモニターがついてて安心だけど。。。家に帰りた~い!!オットが10時に家に帰ったときは心細くて泣きそうになった。

   

7/16/2005 35週・入院2日め (35w0d)

退屈!!オットがPCのラップトップを持ってきてくれたけど、病院にはワイヤレスがなくてがっかり。ダイアルアップすらないんだって。。。シリコンバレーの病院なのに!DVDを再生しようと思ったら、DVD再生のソフトウェアをダウンロードしなきゃいけなくて、もちろん接続のないここでは無理。がく。
その後、紀伊国屋まで行ってくれて、雑誌を数冊買ってきてくれたけど、時間が経つのが異常に遅い。は~。。。早く産んでしまいたい、、、という悪魔のささやきが聞こえる。悪い親だよね。ごめんね、ぴょん。
夕方、夕飯を寂しく食べていると、同室の女性の家族がやってきた。ものすごくうるさく、下品で、ますますホームシックにかかってしまった。同室のベネッサが”マム、お隣さんがいるんだから、ちょっと静かにして”と言っていたけど効果なし。家族の一人は私のカーテンを開けて、"hi how're ya doin?"と声かけてきてびっくり。うー。
でも、その後、急展開。ベネッサは高血圧で入院中だったんだけど、薬でもどうにもならないくらいに血圧があがってしまい、結局、30週でお産することになってしまった。ばたばたとドクターやナースが出入りしたと思ったら、じゃ、赤ちゃん産んでくるわと部屋を出て行った。彼女はマタニティユニットから出産後の部屋へ移ったので、その後は平和。。。でも、退屈。
Dr.Rが朝の10時ごろにやってきてくれた。赤ちゃんの心拍も問題なしということで羊水の検査は明日へ。

   

7/17/2005 入院3日め (35w1d)

入院3日め。ぴょんは相変わらず元気にお腹を蹴りまくっている。心拍も正常。
オットがマックのラップトップを持ってきてくれたので、ようやくDVDも見れるようになった。忘れないうちに日記もつけておこう。
昨日の夜から同室の人がいないのでちょっと気が楽。夜も目は覚めたもののよく眠れた。しかーし、一日が長い。一日に2回の院内散歩は許されているので、歩き回ってみたり、オットとトランプしたりしてるけど、安静中ってなぜこんなに時間がながく感じられるの??
朝、11時ごろ、Dr.Rが診察に来てくれた。ドクターって本当にお休みなしなのね。今日は4歳になったばかりの娘さんが一緒に来ていた。かっわいい!さて、超音波で羊水の量を調べてみると、かなり増えていた!心拍数も正常だし、問題ないとのこと。やはり安静にすることが大事らしい。このまま調子よくいけば、36週に入る来週まで胎盤も持ちこたえそう。ただ、張り止めの薬は今日から少しずつ減らしていくそうだ。というのは、もうこの時点に入ったら体からのサインを聞くのも大事で、子宮の収縮が始まるということは、体がそろそろ赤ちゃんを外に出したほうがいいと訴えてるからかもしれないんだって。なるほど。もし、張り止めをやめて、Contractionsが始まったら、無理には止めないで帝王切開で出産するから、出産は週末以前になる可能性もあるってことだ。私は極めて健康。血圧、体温、心拍数、問題なし。というわけで、安静は退屈だけど、お腹でぬくぬく育っているぴょんをイメージして乗り越えるしかない。がんばるぞ!!オットにも私にもとっても親としての初めての試練なんだろうなあ。

   

7/18/2005 入院4日め (35w2d)

入院4日め。同室の人がいないので、昨日はよく眠れた。といっても、朝、4時に目が覚めて、なかなか眠れずに6時までDVD観てたけど。ようやく6時に再び眠りについたと思ったら、6時45分頃、血液検査しますと言われ注射。なんで、こんな朝早くに??おまけに終わったあとはドアを閉めてくれなかったので、ナースステーションの音がすべて聞こえた。もー。。。モニターでつながれてるから、立ち上がってドアを閉めに行くのもめんどくさいと思っていたら、いつの間にか寝ていた。
今、この日記を書いてる最中に新しい同室の人が入ってきた。嫌だなあ。。。いつになったら個室に移れるんだろう?
ところで義理パパが金曜日から具合が悪く、昨日は肺気腫の発作が起って、入院してしまったそう。義理ママは私の入院先にお見舞いに来ると張り切ってたけど、義理パパの具合が悪くてしばらく来れないことになった。
張り止めの薬は昨日から8時間おき。今日は12時間おきになるんだと思う。薬がきれた夜中の1時ごろは、かなり頻繁に張ってたようだけど(寝ていたからわからなかった)心配するほどではないみたい。それより、IV(点滴)のテープがかゆくてたまらない。金曜日から張りっぱなしなんだもん。
日記の続き。やっぱり今日から張り止めは12時間おきになった。薬が切れる一時間前にかなり頻繁に張ってきたので、ナースがDr.Rに電話して、1時間早く薬をくれた。そんなに頻繁に強いContractionは起らないんだけど、起るときは、以前よりかなり強くて、息苦しくなり、心拍が早くなる。
オットはお昼休みにも来てくれたけど、夜もできればドクターに会いたいからと8時まで待ってくれたんだけど、ドクターが来たのは結局8時45分。クリニックの診察を終えてからもこうやって病院に来るんだね。。。ドクターって本当に大変。モニターを見る限りでは、ぴょんは元気だけど、Contractionsは体から”もうこれで限界”っていうシグナルだと思うから、今晩の張り止めを最後に後は自然にまかせるそうだ。この状態だとおそらく2、3日後に陣痛が起るだろうとのこと。痛みはじめたら、とりあえず痛み止めでしのぎ、その後帝王切開に入る予定。Dr.Rが帰ったあと、入れ替わりのように、NICUのドクターがやってきて、35週で産む場合のリスク、処置などを説明してくれた。ぴょんは35週で産まれるといっても、かなり小さいので、ひょっとしたら出産予定日くらいまで入院することになるかもと聞き、大ショック。アジア人の子供だから(半分白人だけど、オットは白人にしては、あまり大きいほうではない)小さいんじゃないの?と聞いたら、アジア人の赤ちゃんは確かに小さいけど、ぴょんのサイズはそれを差し引いてもかなり小さいらしい。ショック。ごめんね、ぴょん。出産予定日まで入院することになったら、5週間も入院することになる。
産まれてからの様子にもよるけど、産んですぐには抱っこできない可能性が高い。オットにはNICUに行って、ずっとついててあげてくださいと言われた。あーあ。。。私は手術室で傷口を縫われながら、ぴょんのことを想うことしかできないんだね。入院が嫌だから、早く産んでしまいたいなんて、少しでも思ったことを大反省。一日でも長くお腹の中で育ってほしいと願う。

   

7/19/2005 入院5日め (35w3d)

入院5日め。新しいルームメイトはとても静かで、昨日はトイレに起きた以外はぐっすりと眠った。いいルームメイトでよかった~っと思っていたら、個室が空いたそうで彼女はそっちに移ってしまった。私の個室も早く空かないかなあ。。。彼女が去ったあと、窓際の部屋に変えてくれと言ったら、すんなりOK。窓があって明るいし、窓際に棚があるので、ちょっとまし。
さっき、新しいルームメイトが入ってきたけど、まだ話はしていない。家族が来てるけど、小声で話してるから、最初のルームメイトのような心配はしなくてすみそう。
張り止めの薬は昨日の夜中1時の服用が最後だった。今日は特に張ってる感じもない。下腹部が重くて、腰が痛いんだけど、モニターにはContractionはあまり出てこないから、気のせい??Dr.Rが1時半ごろ来てくれた。NICUドクターとの会話で質問はあるかと聞かれたので、ぴょんが小さいからひょっとしたら5週間の入院になるかもしれないって言われてショックだったんだけどと言うと、35週で生まれるほとんどの子供は1週間~2週間で退院してるから、心配ないと言われた。女の子の方が肺の機能の発達が早いそうだ。
入院してから、安静がよかったのか、羊水も増えたし、ぴょんにもまったく問題ないし、このまま8月5日の出産予定まで持つ可能性もあるのかと聞いたら、もう少し様子を見ないとわからないけど、一番長く持たして37週までの可能性が高いそうだ。入院はつらいけど、ぴょんをお腹で一日でも大きくするための辛抱。がんばらなくちゃ。育児本でも読めばいいのに、Sex and the CityのDVDなんか暢気に観てる自分が情けない。良い親になれるのかしら?
お昼前にカレンがお見舞いに来てくれた。23歳の娘さんがいるカレンは私にとってもとてもたよりになる存在。彼女もレイチェルを生んだときに先に退院して落ち込んだけど、そのあと、レイチェルは問題なく育ったから安心してねと励ましてくれた。生まれたら思い切り抱っこしてスキンシップしたいのに、保育器に入れられてしまうぴょんのことを考えたら、昨日の夜、涙が出てしかたなかったから、この言葉は嬉しかった。

   

7/20/2005 入院6日め (35w4d)

入院6日め。昨日の夕方から下腹部に生理前のような不快感が始まって、腰も痛くなってきた。前回、Contractionsで入院したときも同じような感じだったから、ついに始まったか?と思ったんだけど、モニターではたまに強い収縮が見られるのみ。腰が痛いのは一日中横になってるから?と思い、オットと院内や外を散歩してみた。久しぶりの外の空気は気持ちよかったー。歩くと、張りが強くなるので、お腹を抱えながらゆっくりの散歩だけど、良い気分転換。
オットが帰って、10時半頃、寝ようとしたら、急にホームシックにかかり、めそめそと泣いてしまった。早く産んで、早く家に帰りたいよ~、なんで、私だけこんな目にあうの?と馬鹿らしい思いが次々とこみ上げてきて、涙が止まらない。下腹部痛がどんどん強くなって、2分毎に弱いお腹の張りを感じ始めた。張り始めたと思うと、ぴょんがすごい勢いで蹴りまくって痛くてたまらない。腰の痛みも強くなり、足首まで痛みがあった。寝ようと思っても、痛くて(というか不快感で)で眠れないのでナースを呼んで訴えてみたんだけど、昨日のナースは若くて経験のない人で、ほとんどヘルプにならなかった。夜中の1時ごろ、陣痛が来てもこのまま止めないので、睡眠薬を飲んでくださいというDr.Toig(Dr.Rのパートナー)からの指示が出て、それでやっと眠りについた。そのあと、ナースのチェックはまったくなし。これまでのナースは経験豊富で、頼り甲斐のある人達ばっかりだったのに、昨日はハズレ。
今朝も下腹部の不快感はあるけど、張りはない。この下腹部の不快感と陣痛って関係あるんだろうか?
新しい同室の人は若い女の子。ひょっとしたらまだ10代かも?昨日はお母さんが泊まって行った。礼儀正しい家族でうるさくないしいいんだけど、彼女は尿の量を測っているので、ナースが彼女の尿を記録して、尿トレイを片付けるまで私はトイレを使えない。これが夜中に何度もあって困った。早く個室に移りたい!!
続き。Dr.Dが朝、9時前に診察に来てくれた。昨夜の下腹部痛と腰痛のことを言うと、下腹部痛にはいろんな原因があって(胎盤の一部が剥がれるなど)なかなか断定できないけど、これが陣痛につながる可能性も大。
午後3時ごろ、また下腹部痛と腰痛が始まった。横になってるとどんどん痛みが強くなって、下っ腹の真ん中あたりがきゅっと
夕方、オットが来て、外と院内を45分ほど散歩。ここは子供病院なので、患者は妊婦か子供。点滴やチューブをたくさんつけている子供を見るのは胸が痛む。
そうそう、お昼前に同僚のKさんがお見舞いに来てくれた。なんと具だくさんの冷やし中華やポテトサラダを作って持ってきてくれて大感激!おいしかった~。病院の食事はほとんど虐待もの。これまでいろんなことに気をつけて食事をとっていたのに、病院食で病気になりそう。この日、彼女もDr.Milkiの診察を受けて、赤ちゃんが無事に育ってることを確認できたそうだ。8週だって。よかったー!!

   

7/21/2005 入院7日め・出産 (35w5d)

入院7日め。昨日の夜、散歩から帰って横になっていると、またまた下腹部痛と腰痛が始まった。12時すぎには、何分かおきに締めつけられるような痛みに変わって眠れなかったので睡眠薬で寝た。途中でお腹が痛くて、目が覚めたけど、そのうち薬で気を失うように眠りに落ちてしまった。息ができないようなContractionsが起らない限り、ドクターには電話しないと言われたので寝るしかなかったのだ。あと何日くらいこれが続くの? 昨日から、いろんなナースが事あるごとに"Saturday is your big day"といわれるようになった。土曜日には帝王切開ってことかしら??

お昼ごはんのあと、ライブラリーまでお散歩。昨日よりもお腹が頻繁に強く張って、よちよち歩いた。2時半ごろ、ベッドに横になっていたら、また下腹部と腰が痛くなってきて、ナースに言ったんだけど、モニターには何も出てないと言われた。ベテランのナースやDr.Rはモニターは外側の収縮を感知するのは得意だけど、内側のはなかなか感知しないから、モニターよりも自分の感覚を信じてと言っていたのに。夕方4時までには、ちょっとつらくなってきて、ナースがDr.Rに電話して痛み止めを打ってくれた。ナースはまだまだって言ってるけど、陣痛が始まるような気がするから早めに来てとオットに伝えたら、5時半ごろやってきてくれた。その頃には陣痛は5分間隔になっていた。痛みも少しずつ強くなっていて、ナース(交代後のナースはとても親切だった)がすぐにDr.Rに電話してくれ、もう一度、今度は2倍の量の痛み止めを注射してくれた。痛み止めを打つと頭がくらくらして、ちょっと痛みが軽くなるんだけど、すぐにまた痛みが戻ってくる。Dr.Rは忙しかったらしく、来てくれたのは9時ごろ。陣痛は3分間隔。内診の結果、子宮口が開いていた。陣痛がなくなることはないだろうし、子宮口も開いてるから、今晩帝王切開しようと思うと言われた。それから、どんどん準備が進み、剃毛されたり、血栓予防の靴下をはかされたり、手術用の帽子をかぶったりして待機。Dr.Rがたった今、帝王切開が始まったから、私の手術はそれが終わり次第、10時ごろになると伝えてくれたんだけど、レジデンスのドクター達は手術が遅いらしく、結局手術室に向ったのは11時を過ぎていた。オペ室に車椅子で入ると心臓バクバク。すぐに麻酔医がやってきて、手順を説明したり、問診を受けたりした。彼女は”私の目をまっすぐに見て答えて”と言い、それでますます緊張!!
いよいよ麻酔。タオルが敷かれた小さな手術台の上にオットと向き合って腰掛けて、オットの両腿の上に私の足を置き、固定させる。そうすることによって背中を丸めた姿勢を安定させて、背中に麻酔注射するというわけだ。大きいお腹を抱えて、その姿勢はかなりつらくて、それだけで”もう、いや!逃げたい!”状態になった。麻酔注射は異常に長く感じられた。お腹は苦しいし、本当にパニック状態。ようやく麻酔がすべて入り、横にならされたんだけど、これまで固い手術台の上で大きいお腹で仰向けはつらく、おまけに下半身がまったく動かないのパニック!酸素マスクをあてられても、息が苦しく、オットやナース達の呼びかけに答える余裕もなかった。"I can't breath!! I can't breath!!"と言うと、麻酔医やDr.R、オットが顔や頭をなぜて”大丈夫よ。ちゃんと呼吸できてるよ。落ち着いて。”って言ってくれるんだけど、それどころではない。そのうち麻酔医が”これ感じる?”とチクチクしたもので腕と下腹部を刺してきた。腕はちくちくと痛いけど、下腹部はよくわからない。これを何度か繰り返し、麻酔が効いてることを確認して手術開始。幕が張られて、Dr.Rが”始めるからね”と声をかけてくれた。お腹が左右にひっぱられる感じがしばらく続いたと思ったら、ビデオを撮っていたオットが"Honey, the baby is coming!!"と叫び、Dr.Rが赤ちゃんを1秒ほど見せてくれた。元気な泣き声、そして、たくさん髪の毛があることしか見えなかった。妊娠前も妊娠してからも人の妊娠シーンには必ず涙が出てきてたから、自分のときも感動で涙、涙かと思ってたのに、実際は自分の手術のことで精一杯、そして赤ん坊を産んだという実感がなく、うつろな気分で子供が泣くのを聞いていた。そのうち、オットがおくるみに包まれたぴょんを連れてきた。色が白くて、お人形さんのようにちいちゃい。これがわが子?この子がお腹に入ってたの?目にはまだ膜のようなものが残っていた。わが子という実感がなかなか湧かない。。。でも、オットと私の顔をミックスした顔というのははっきりわかった。
2005年7月21日 11時47分。ぴょんちゃんが誕生した。体重2240g、身長45cm。
そのあと、ぴょんはすぐにNICUへ。そして私はお腹を閉じて、リカバリールームへ。オットとDr.Rがやってきて、ぴょんは5パウンドにも満たない(2240g)けど、極めて健康で保育器に入る必要もないので今はWell baby Nursaryにいて、2時間後には私の病室にやってくると聞かされ、本当に安堵した。よかった。興奮状態でいろんな思いが押し寄せてきた。
1時間後、病室に戻る。ナース達におめでとう!!と声をかけられ、点滴を受けていると、クリブに入ったぴょんがやってきた。腕の中で抱くと、本当に本当に小さくて軽い。かわいい。不思議。神秘。その日は母乳の練習をして、3時ごろにぴょんはナーサリーへ行き、オットは泊まれないので一時帰宅。帝王切開じゃなかったら、自分でもう少しお世話したかったな。。。麻酔が効いて、足の指も動かせない状態では無理か。。。オットが帰ったあとも興奮状態は続き、その日は結局寝れなかった。

手術着を着たままのオットに抱かれるぴょん。

   

8/5/2005 その後

出産して2週間経った。本来なら今日、帝王切開で出産する予定だったのだ。母乳も出始めて、なっちゃん(ぴょん)の体重は順調に増えている。生まれた当初は、なっちゃんが寝てる間、息をしてるのか心配で心配で眠れず、何回も起きては、寝息を確認したりした。でも、なっちゃんは、小さいながらも、日々たくましくなってきてる。12個採卵したうち、たった一つだけ5日めで胚盤胞になったなっちゃん。初期の出血にも耐えたなっちゃん。後期の早産にも耐えて健康に生まれてきたなっちゃん。生命力の強い子なんだと思う。母乳の授乳、搾乳はつらいけど、この子を健康に育てあげるためにも死に物狂いで頑張ろうと思う。
私とオットの長い不妊治療は、これで一応終わったことになる。次の妊娠のことはまだまだ考えられないけど、また不妊治療を再開する日が来るかもしれない。不妊は苦しかったけど、オットとの絆はすごく強くなったし、子供はいらないと言っていたオットがこれだけなっちゃんを可愛がってるのは、不妊治療を通して、彼なりに心の準備ができたからじゃないかと思う。
治療日記はこれでいったん終わりだけど、これからも一人での多くの人の願いが叶うことを願ってます!

   


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